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哲学書簡 - lettres philosophiques sur les Anglais

英国在住の日本人の視点から英国人の考え方などについて徒然と書いていきます

日本語のローマ字表記について

非ラテン語文化圏においては自国語表記のLatin Transliteration(ローマ字化)をするのは当たり前のことで、どこでもやることですが、日本語のtransliterationは実に混沌としていて、この無茶苦茶さは日本人の外国語発音及び外国人の日本語学習に非常に否定…

欧州の最近の動向(Feb-Mar 2017)

先日のオランダの選挙では「極右」政党は躍進できませんでしたが、非英語圏西欧において「ポピュリズム」を展開することの難しさを改めて立証することになりました。 フランスでももうすぐ大統領選挙がありますが、BFMの各社のアンケート調査(sondage)の集…

スピノザと日本の関係(1)スピノザの形而上学

Pierre Bayle(1647-1706)という、スピノザと同時代を生きたフランスのとある哲学者は、スピノザの哲学を「日本人の哲学だ」と評し批判しました。この時代の「日本人の哲学」がどんなものだと思われていたのか非常に興味がありますが、一般に西欧の研究者の…

西欧大手メディアはやはり「フェイクニュース」だった - 知的エリートの凋落

今英語圏で大変な話題になっていることについて、日本では実に断片的で偏った報道した出ていないようなので、今の私が書いてもほとんど影響力は無いとは知りつつ一応書いておこうと思います。 YouTuberとして最も成功した人と言われているPewdiepie(本名:F…

アサド政権について

Le Figaroにシリア大統領アサド氏のインタビューに関する記事が載っていました。 これまで通り、信用すべきなのか「レトリック」として冷笑すべきなのかわからないような妙なことを今回も述べているようです。上記リンク先の記事にはこうあります。 «La poli…

米国政治学者Jennifer Lind氏の日本の再軍備容認論?

Jennifer Lindという米国の政治学者がForeign Affairsに寄稿していた記事、"Asia's Other Revisionist Power"にあった記述は、私の政治的立場を説明するのにちょうど使いやすいものであったので少し御紹介いたします。 まずは以下をご覧ください。Lind氏は中…

日本における哲学研究についての独り言

あの、突然ですがDavid LewisのOn the Plurality of Worldsって翻訳が出たの去年なんですね。てっきりどこかにあるものだと勝手に思っていましたが。。 まあ今更Lewisに戻っても仕方がない感じもしますが、じゃあKripkeは?さすがに日本でも話題になっている…

日本人知識人の責任 - 戦後リベラリズムが向き合わなかった問題 réflexions sur la question "non-japonaise"

「日本人」であることに伴う責任というのがあるとしたら、それはなんでしょうか。 よく言われるのは、以下の三つでしょう。 1. 旧植民地のアジア諸国に対して歴史的責任を負わねばならない 2. 戦勝国(特に米国)に対して彼らが日本に対してとった敗戦終盤に…

日本における「言論の自由」について - 啓蒙主義リベラリズムの立場からの「天皇制」擁護論

「ポピュリズム」の台頭ないし有権者の「右傾化」を受けて、ヨーロッパでも徐々に「言論の自由」への事実上の規制があまりに苛烈過ぎたのでは無いか、という声が「リベラル派」の内部にも生じてきているようです。私は体調不良で行けなかったのですが、先日…

そもそもリベラリズムとは何か

偖、では早速哲学の世界に入って行きましょう。と言っても、いきなり形而上学や言語哲学に入っていくのではなく、まずは一般的関心の強い政治哲学から入って行きたいと思います。本稿では、まず現代の政治思想を語る上で絶対に欠かせない「リベラリズム」の…

自己紹介&本ブログの趣旨、及び英国留学のもうひとつの方法について

初めまして。神谷と申します。 2016年10月から2017年1月終わり頃まで「アゴラ 言論プラットフォーム」に正式メンバーの一員として寄稿させて頂いておりましたが、「歴史修正主義」に関する見解の相違をきっかけに池田信夫氏から叱責を受け、現在アカウント凍…